初期はフランス装で刊行され、専用のペーパーナイフ(サイズ・225ミリ 材質・ステンレス 柄・紫檀 GENEIJYO NOVELSのネーム入り 価格・600円)も同時発売されたが、書店が不良品だと勘違いし、返品が相次ぎ、また、返品された本を再生するのが困難だったため、さらに一部の読者より、一頁ずつ切って読むのが面倒であるという意見があったため、通常の装丁に変更された。なお、このときのフランス装から得た狩久の示唆により、泡坂妻夫の著作「生者と死者-酩探偵ヨギガンジーの透視術」の趣向が生まれた。
| 天藤真 | 炎の背景 | 解説=鈴木五郎 |
| 筑波孔一郎 | 殺人(コロシ)は死の正装 | 解説=島崎博 |
| 狩久 | 不必要な犯罪 | 解説=梶龍雄 |
| 泡坂妻夫 | 11枚のとらんぷ | 解説=二上洋一 |
| 筑波孔一郎 | 死はわがパートナー | 解説=津井手郁輝 |
| 筑波孔一郎 | 屍衣を着た夜 | 解説=寺田裕 |
| 新羽精之 | 鯨のあとに鯱がくる | 解説=中島河太郎 |
| 泡坂妻夫 | 乱れからくり | 解説=中井英夫 |
| 宮田亜佐 | 火の樹液 | 解説=滝原満 |
| 左右田謙 | 疑惑の渦 | 解説=二上洋一 |
| 泡坂妻夫 | 亜愛一郎の狼狽 | 解説=栗本薫 |
| 竹本健治 | 匣の中の失楽 | 解説=友成純一 |
| 泡坂妻夫 | 湖底のまつり | 解説=津井手郁輝 |
| 連城三紀彦 | 暗色コメディ | 解説=島崎博 |